インドの特許事情

2019年06月12日
カップと薬を持っている男性

現在、世界に出回っているジェネリック医薬品の大半が、インドで作られています。
なぜインドでそれほど多くのジェネリック医薬品が作られているかというと、その理由はインドの特許事情にあります。

ジェネリック医薬品とは、成分に関する特許の期限が切れた医薬品を、別の製薬会社が再開発した医薬品のことです。
通常は、特許の期限が切れるまでは、同じ成分を同じ量だけ使った医薬品を作ることはできません。
特許権の侵害となってしまうからです。
しかしインドでは、医薬品の成分に関する特許がありません。
つまり特許の期限を気にすることなく、ジェネリック医薬品を作ることができるのです。

ジェネリック医薬品は、先に開発された医薬品をベースとして作られます。
そのため開発にそれほど多くの手間を必要としません。
たとえば臨床実験も既におこなわれていて、安全性も確立されているのです。

開発の手間や開発費が少なくて済むため、ジェネリック医薬品は非常に安価で販売されています。
価格は安くても品質は良いため、世界の多くの国々でジェネリック医薬品は積極的に使われています。
特に貧しい国々では重宝されています。
インドの特許事情は、世界中で多くの人々の救いとなっているのです。